前になめろう風の叩きとか、味噌詰め逆さ焼きを書きましたが、真冬はどんこ汁に限る。要するにどんこの入った味噌汁ですが、数年前とある料理屋で食べたものは違っていました。鍋に味噌仕立てのスープが張ってあり、大皿には湯引きしたどんこと野菜が山積みになって登場。作り方も見え方もほぼアンコウ鍋と同じ。どんこが出世してついに鍋を張るようになったのです。みそスープには、から炒りしたどんこの肝を裏ごししたものが、大量に溶かし込んであり、濃厚な脂が浮いていかにも旨そう。煮立った鍋にどんこを入れ普通の鍋のように野菜も投入、蓋をして10分ほどでOK。それまで食べていた味噌汁風どんこ汁とはまるで違う。アンコウは部位によっていろいろ楽しめますが、どんこも負けない。ほわっとした口当たりで上品な旨みが舌を刺激します。しかも超安い。冬の宮古ではいつでも食べられますが、都会では絶対に味わえません。どんこってあんな顔でも相当足が速いらしくほとんど流通していないからです。デパートなどでたまに見ますが目がどんよりし、元気がない。しかも目が飛び出るような値段が付いています。ああ、うんまいどんこ鍋がくいたいな。
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