| 私がこの冊子に出会ったのは04年3月のことでした。
子ども時代を過ごした八幡前の実家に法事で帰っていたとき、かつて一緒に泥んこまみれになって遊んだ隣に幼馴染の家にご挨拶に伺いました。本人は仕事で留守でしたが、何十年ぶりかのことで隣のおばちゃんとの話は大盛り上がり。かつての八幡前のいろいろなできごとを1つ1つきのうのことのように話してくれたのです。そのときに見せていただいたのがこの冊子でした。
八幡前で私が過ごしたのが昭和30〜40年台まで。この時代のことは「みやごのごっつお」で自分なりにまとめてきましたが、ここに描かれている世界は戦争を挟んでの10年20年前にさかのぼります。
清冽な水を湛える八幡川原、四季折々の花が咲き乱れる女学校、市の真ん中にぽっかりそびえる八幡山そしてのど山。
けっして豊かな時代ではなかっただろうけれど、たくさんの子どもたちが駆け回った八幡の山や川にはきらきらした思い出がしっかり刻まれていました。
同年8月、この冊子の著者、長澤武夫さんをお訪ねしました。過ごした時期は違いますが、「おらがどうの八幡前」という思いは変わりません。「へえへえ」と思わず引き込まれてしまう興味深い話ばかりでした。
この冊子に書かれている話をもっと多くの皆さまに読んでいただきたいと思い、「みやごのごっつお」への転載を申し入れたところ快諾をいただきました。文や絵はそのまま、さらにそれに対応させた写真をできるだけ多く入れていこうと思います。冊子からデータ化していく作業なので多少時間はかかりますが、1テーマづつ何回かに分けて進めていこうと思います。
2004年11月末日
みやごのごっつお NYプロジェクト
※WEB化にあたり、横書きにしています。原書の本文は縦書きです。
※各ページ内の挿絵は原書からスキャンしたものです。
※写真および写真に付けているキャプションはみやごのごっつおが加えたものです。
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